「イギリス料理はまずい」歴史を紐解くと見える理由と真実

「イギリスの料理って、まずいらしいけど本当なの?」

 

twitterでも話題になることが多く、

旅行でも、留学でも、イギリスに行く場合、意外に無視できない問題がこれですね。

 

1週間くらいの旅行でも、そうでしょうが、

留学やワーホリで長い期間、住むとなると、かなり気になってしまいます。

 

 

実は「イギリス料理はまずい」と言われてしまう理由には、

様々な理由が挙げられます。

 

歴史を紐解くと見えてくる大きな誤解や、

本当のところ「まずいのか?」という真実まで、

イギリス料理の革新に迫っていきたいと思います。

 

「ウナギのゼリー寄せ」なんて、なぜ作った?

 

イギリスのまずいものとして、悪名高い「ウナギのゼリー寄せ」。

英語の名前は「Jellied eels(ジェリード イール) 」と言います。

 

間違いなく、「まずいランキングナンバー1」に輝きますね。

 

また、これはイギリスのお料理というよりは、ロンドン名物(?)で、

他の地方のイギリス人は、「なにそれ?」っていう人もいるくらいです。

 

なぜウナギを蒲焼にしないのか?という点で、

どうしても納得がいかないので、私は食べたことがありません。

 

Jellied eels

「思った通り、まずかった」というコメントと共に、知人から送られてきた写真です。

 

生臭さは、隣のレモンくらいじゃ消えなさそうですよね。

「のせて食べなよ」と言いたげなパンも、意味が分かりませんね。

 

しかし、私の知人は、興味本位で、わざわざ注文したのであって、

「ウナギのゼリー寄せ」は、現代の食卓に上ることは、とても少ないようです。

 

ちなみに、私の印象では、イギリス人でも嫌いな人の方が多いです。

 

調べたところ、最初に「ウナギのゼリー寄せ」が作られたのは18世紀。

 

私のイギリス人の彼いわく、「ウナギのゼリー寄せ」は、

第二次世界大戦の直後に、当時、安い食材だったウナギを

さらにゼリーでかさ増しし、空腹をしのいでいたそうです。

 

緑色のグリーンピースソースをかけることもあったそうで、

見た目が最悪なことは、ご想像いただせるかと思います。

 

しかし戦後は、日本だけではなくて、どこの国も貧しかったのですね。

 

当時の敵国だったイギリスも貧しかったのかと思うと、

少し灌漑深いものがありますが……。

 

話は少しそれましたが、

現在あまり食べられることが、少なくなってきたということから、

イギリス人の味覚も変化していることは、

なんとなくですが、お分かりいただけたかと思います。

 

(ウナギの価格が高騰したという理由もありますが)

 

ちなみに、チャレンジされたいなら止めませんが、

私が理解できない唯一のイギリスの食べ物なので、

あまりおすすめはできません。

 

今回挙げていくお料理の中で、

唯一私が食べたことのないのが、これなので……。

 

量が多すぎる朝ごはん

 

イングリッシュブレックファストは、とても豪華な朝ごはんとして、

知られているかと思います。

 

下記は、とある日の私の朝ご飯です。

breakfast

フライドエッグ(目玉焼き)、ベーコン、マッシュルーム、焼きトマト、ソーセージ、トースト

 

家で彼が作ってくれたものなのですが、

量が多すぎたので、途中でギブアップしました。

朝からこんなに食べられません(笑)。

 

家で作らなくても、

イギリス中の多くのカフェに、このようなメニューがあります。

 

お好みで、目玉焼きをポーチドエッグにしたり、トマトをポテトにしたり、

何でも自由に選べることが多いです。

 

ちなみに、ブレックファストと言っているくせに、

だいたいのカフェには、1日中あります。

 

イギリス人は、トーストが大好きなので、

左上にちらっと映っているような、トースト立てというものがあります。

アンティークマーケットで、かわいいものが結構売られています。

 

あと、トーストに塗るまずいジャムとして知られている

マーマイトですが、私は結構好きです。

 

ちなみに、「マーマイト臭い」とイギリス人にいうと、

「納豆はどうなんだ?」と突っ込まれるので、気を付けましょう。

 

納豆も好き嫌いが分れる食べ物だと思いますが(私は大好き)、

マーマイトは、イギリス版の納豆だと思っていただければ良いでしょう。

 

イギリスのソーセージはまずい?

 

「イギリスのソーセージは、フニャッとしていて、おいしくない」と、

日本人の友人から、よく聞きます。

 

日本のソーセージはパリッとした食感ですので、この意見は理解できます。

(ドイツにも似たソーセージがあります)

 

しかし実は、イギリスのソーセージは、調理するのに少しコツがいります。

 

うまく調理すれば、外はカリッと中はジューシーになります。

私は、うまくできませんが(笑)。

 

毎日、朝からたくさん食べるの?

 

スペイン人の友人が、

「量が多すぎてランチが食べられないから、イングリッシュブレックファストは嫌いだ」と、言っていました。

 

一理ありますが、昔のイギリス人は、1日2食しか食べなかったそうで、

朝食を大目にいただいて、早めに夕食を取っていたそうです。

 

お昼ごはんを食べていなくて、お腹がすいてしまうので、

アフターヌーンティーで、おやつをいただく習慣ができたのだとか。

 

 

ちなみに、普段はコンチネンタルブレックファストと呼ばれる、

質素な朝食が多いです。

 

その場合、

トーストのみや、コーンフレーク、グラノーラ、ポーリッジ等になります。

 

ポーリッジというのは、見た目はお粥そっくりなのですが、

米ではなくて、麦で作られています。

 

イングランドでは、はちみつや果物を入れますが、

スコットランドでは、塩のみの味付けが主流だそうで、さらにお粥に似ていると思います。

 

私は甘いポーリッジが好きなのですが、

日本人の間では、賛否両論別れるところではないでしょうか。

 

甘いお粥って、どうなの……?と。

 

私個人の意見としては、さくら餅を食べられる方は、

普通においしく食べられるのではないかと思います。

(甘いお餅≒甘いお米≒甘いお粥)

 

なんでもパイにしてしまうイギリス人

 

パイはイギリス人が大好きな、伝統的な食べ物です。

 

普通パイといったら、アップルパイ等の、甘いものが思い浮かぶかと思います。

 

しかし、イギリスでは、甘いもの以外にも、

ひき肉が入っているポークパイや、

ビーフシチューみたいなものが入っているステーキパイなど、甘くないものも主流です。

 

最近は日本のコンビニや、ファーストフードでも売られていることがあるので、

なんとなく味はご想像いただけるかと思います。

 

 

ちなみに、パイの定義なのですが、

日本では、いわゆるパイ生地で包まれているものになりますよね。

 

イギリスでは、それだけではなく、

マッシュポテトや、チーズで具を包んで、オーブンで焼いたものを全てパイと呼びます。

 

 

魚だってパイにしちゃいます

 

お肉のパイがあるので、当然ながら、お魚のパイだってあります。

 

(イギリスは、日本と同じ島国ですから、魚はたくさん捕れます。

しかし、現在は大半が輸出されてしまうそうで、買おうと思うと、お肉よりも高いことが多いです)

 

下記は私の本日のランチ、fisherman’s pie(釣り人のパイ)です。

fisherman's pie

 

マッシュポテトとチーズの生地の中に、サーモンが入っていました。

(パイ生地なしのタイプでした)

 

気になるお味は、

食べ終わるのが哀しくなるくらい、おいしかったです。

 

ちなみに、これは「釣り人のパイ」なのですが、「羊飼いのパイ」も存在していまして、

マッシュポテトの中に、ラム肉が入っています。

 

女王様も召し上がっていらっしゃる「星を眺めるパイ」

 

スターゲイジー・パイ(stargazy pie)=星を眺めるパイ なんて、

ロマンチックな名前のパイがあります。

 

女王様もお好きで、時々召し上がっていらっしゃるとか。

 

そのロマンチックなパイですが……

stargazy pie

こんな見た目になります。

 

お魚さんが、パイの中からお空を見上げていますね。

 

見た目のインパクトは、なかなかですが、

ほくほくの焼き立てのお魚が、

熱々のパイ生地の中に入っていることを想像してください。

 

味はとっても、おいしいのです。

 

あと、最近偶然ですが、このパイをエリザベス女王様に作ったという、

シェフのマーク・ヒックスさんに会いました。

 

そんな方だとは知らず、ご自宅に伺ってカレーを御馳走になりました。

 

有名シェフの作るカレーは、インド料理屋さんのカレーや、

もちろん日本のカレーとも、一味もふた味も違い、とても美味しかったです。

 

そして、いただいた後に寝落ちしたという、失態までして参りました。

 

「女王様のシェフの前で寝落ちした、最初で最後の日本人」

なんてね……。

 

 

ちなみにマークさんは、生態系に影響を及ぼす外来種の魚を

スターゲイジングパイにして全部食べちゃえ!という感じの

運動をされているのだそうです。

 

興味深いですね。

 

今さらながら、フィッシュ&チップスって、どうなの?

 

お魚つながりで、フィッシュ&チップスについて、お話しします。

 

イギリスといえば、このお料理を思い浮かべますよね。

 

そして、これを召し上がった方たちが、口を揃えておっしゃるのが、

「普通の魚のフライとポテトですよね?」

 

正に、その通りです。

魚とポテトなので、普通においしいです。普通に。

 

フィッシュ&チップスは元々、

イギリスの庶民の食べ物として、とても親しまれていたそうです。

 

昔は、露店で新聞紙に包まれて売られていて、

揚げたてのものを安く買えたそうです。

 

現在は魚が値上げしたせいもあるのでしょうが、

必要以上に高くて、味は普通です。

 

一度は食べてみたいと思いますが、

そんなに何度も食べなくて良いと思います。

 

ロンドン市内のパブや、レストランのメニューには、

だいたい入れらているので、簡単に見つかります。

 

fish and chips

写真は、時々行くショーディッチにあるレストランのもので、さくっと揚がっていて、くどくありません。

ただし、値段は地味に高いです。

 

そういえば、このレストランに、昔はよくケイト・モスが来ていたらしいです。

薬で逮捕される少し前のことだとか。

 

ケイトのことは置いておいて、話を元に戻します。

 

ロンドン市内では、割高なフィッシュ&チップスですが、

田舎の方に行ったら、安くておいしいものが見つかる可能性が高いです。

 

ちなみに、「ビネガーをたくさんかけるのがイギリス流」なんて、

ガイドブックなんかによく書いてありますが、

私は、あまりかけている人を見たことがありません。

 

余談ですが、イギリス英語では、フライドポテトのことを「chips」と呼び、

ポテトチップスのことを「crisps」と呼ぶので、混乱しやすいです。

私は今でも時々、言い間違えます(汗)。

 

映画でしか見たことないようなロースト料理

 

イギリスでは、サンデーローストと言って、

友人を家に招いて、日曜日のお昼から夕方、長い場合は深夜まで、

ワインや会話を楽しみながら、ロースト料理をいただくという習慣があります。

 

初めての時は、よくそんなに長い時間、

飲んだり食べたりできるものだと、感心しましたが、

だんだん慣れてきて、気が付いたら時間が早く過ぎているようになりました。

 

下の写真は、私の家でサンデーローストをした際のものです。

ほとんど、彼が作りました。

イギリス人男性は、ちゃんと家事をします(笑)。

 

ローストポーク

ローストポーク、ヨークシャープティング、蒸し野菜、ポテト、カリフラワーチーズ

 

写真は取り分けた後のものになりますが、

取り分ける前は、お肉は大きなポークのかたまりでした。

 

このようにワンプレートに全て盛り付けて、グレイビーソースをかけていただきます。

 

グレイビーソースは、お肉を焼いた際に出てきた肉汁に、

小麦粉や、場合によっては野菜のゆで汁なんかも入れます。

 

昔は野菜はくたくたにゆでて、

栄養が入っているはずの、ゆで汁を捨ててしまっていたそうなのですが、

最近は再利用するようです。

 

また、昔はゆでられることが多かった野菜も、

最近は蒸されることが多いようで、栄養が逃げないように工夫されています。

 

写真のヨークシャープティングや、カリフラワーチーズも、

伝統的なお料理になります。

 

ヨークシャープティングは、

小麦粉と水で作られていて、味がないので、

グレイビーソースやお肉料理と一緒にいただきます。

 

イギリス英語のプティングの定義が、今だによくわからないのですが、

固めて焼いたものをプティングと呼んだり、

デザートのこともプティングだったり、プリン=スチームプティングだったりとかします。

 

デザートという言葉をあまり使わないのですよね。

食後のスィーツのことも、プティングと呼ぶことが多いです。

 

カリフラワーチーズは、私のお気に入りのイギリス料理なのですが、

クリームソースとチーズをカリフラワーにかけて、焼いたものです。

 

下記の写真は、別の日のものになりますが、ローストチキンです。

ローストチキン

 

イギリスの家庭には、たいてい大きなオーブンがあるので、

おうちで、このような巨大なチキンも焼くことができます。

 

大きなかたまりのお肉も、普通にスーパーで買うことができます。

 

また、クリスマスの際も、このようにローストのお料理をいただきます。

その場合は、ローストターキーになることが多いです。

 

ちなみに、サンデーローストは、パブやレストランのメニューにあることも多いので、

イギリス人の友達がいなくても、食べられます。

 

イギリス料理がまずいと言われてしまう理由は?

 

「ウナギのゼリー寄せ」は、まずそうですが、私は食べたことがないので、

実を言いますと、イギリスに来てから、一度も食べ物がまずいと思ったことはありません。

 

(日本食が恋しくなることはありますが、

ロンドンには、日本の食品が買えるスーパーがあるので、あまり困ることはありません)

 

そこで、なぜイギリス料理がまずいと言われてしまうのか、その理由を

私なりにまとめてみたいと思います。

 

①昔は本当にまずかった

 

90年代くらいまでは、イギリスには食べ物に興味のある人が少なく、

本当に食べ物がおいしくなかったのだそうです。

 

なぜなら、1800年代後半~1900年代前半のビクトリア時代に、

庶民の間には、いわゆる「贅沢は敵」のような考えが根付いていて、

ろくに調理もできないような、簡素なキッチンしかなかったのだとか。

 

それを根本的に変えたのが、

ジェイミーオリバーという、若いグッドルッキングな料理人でした。

 

彼は、安くて簡単に作れて、栄養価の高いレシピをテレビ番組で紹介したり、

学校給食を改善して、子どもたちに食について教育したりしたため、

イギリスの食生活は大幅に改善されました。

 

イギリス人は、今でも80年代のまずかったレストランや、

冷凍食品のCMなんかのジョークを言うことがあります。

 

そんなジョークばっかり言っているので、

まずいイメージが、未だに残っているのだと思います。

 

②調理方法が基本的にシンプル

 

イギリス料理は、素材の味を生かすものが多く、

「味が薄かったら、後から塩やコショウを自分でかけてくださいね」というスタンスです。

 

(そのため、テーブルに塩コショウがいつも置いてあります)

 

素材の味を生かさないといけないので、

素材が悪かったり、調理のしかたが悪かったりすると、おいしくなりません。

 

シンプルがゆえに難しく、誤解を受けやすいのでしょう。

 

また、イギリス人には、

和食では定番の、照り焼きや、煮物のように、

「味を付けてから調理する」という概念が、おそらくありません。

 

そんなこと知らない外国人からしたら、

味がない=まずい、となるのでしょう。

 

③ロンドン市内で、安くておいしいレストランを見つけるのが困難

 

フィッシュ&チップスもそうなのですが、

どんなお料理においても、安くておいしいレストランを見つけるのが、

ロンドン市内では、とても難しいです。

 

テナント料が高いので、お店側も安く提供できないのでしょう。

 

また、ロンドンの目立つ場所にあるレストランは特に、

何も知らない旅行者から、必要以上にお金を巻き上げてやろうなんて輩も、

少なくありません。

 

そのため、旅行で訪れた人が、

「高い割にまぁまぁだった」や、「値段の割においしくなかった」、

「まずかった」と、思ってしまうのです。

 

しかし、ロンドン市内に、安くておいしいレストランが全くないかと言ったら、

そうではありません。

 

探すのに、ちょっとしたコツがいるのです。

 

次の記事も読んでみる

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

英語で告白?渡英して3週間でイギリス人の彼氏を作った方法

 

 

 






このエントリーをはてなブックマークに追加

3週間でイギリス人の彼氏を作った女がお送りする
「無料メール講座」


メール講座

・海外で生活していくための知恵
・本当に使える英語
・英語学習のためのモチベーションの上げ方
・最短で英語を習得する方法

これらを全て無料でお届けします。
「無料メール講座」詳細はこちらへ


カテゴリー: ロンドン生活情報, ロンドン観光情報   タグ: , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

この記事のトラックバックURL :